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2025.09.22
チャットボット導入の具体的ステップ
初めての導入でも失敗しない考え方と運用のポイント
チャットボット導入の具体的ステップ 画像
前回は、チャットボットの費用や相場について解説してきました。

さて、しかし世の中では、
「チャットボットを導入したのに思ったような効果が出なかった」
「結局オペレーターの負担が減らなかった」
......こうした声は少なくありません。

一方で、導入の目的や運用体制をきちんと設計した企業では、顧客満足度の向上や業務効率化といった大きな成果を実現しています。
成功例と失敗例、その違いは何でしょうか?せっかく導入するのならば成果を出したいと思うのは当然ですよね。

そこでこの記事では、 チャットボット導入を成功させるための具体的な手順4つのステップで解説します。
簡潔な内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
step1: 導入前に確認すべき3つの課題
まず、導入を考えたときに必ず意識すべきポイントについて見ていきましょう。

新しい仕組みを導入する際は、機能やコストに目が行きがちですが、実際に成果を出すためには「何のために導入するのか」 「最終的にどうなりたいのか」を整理することが欠かせません。
ここを曖昧にしたまま進めると、導入後に「思っていた効果が現れない」「現場に定着しない」といった問題が起きやすくなります。

そこで、最初に押さえておくべき観点として次の3つが挙げられます。
3つの課題 画像
  • 課題整理
    例:社内の問い合わせ対応や業務フローの現状把握など
    そもそも何のために導入するのかの再確認
  • 目的設定
    例:効率化、顧客満足度向上、24時間対応などの導入目的を明確化など
    課題を踏まえて、具体的にどうしたらいいかの検討
  • 目標指標の設定
    例:KPI例(応答時間短縮、一次対応件数、顧客満足度など)
    最終的にどうしたいかの目標設定
この3点を導入前に整理しておくことでスタートとゴールが明確になり、途中での迷走を防ぐことができます。
さらに、効果測定や改善の指針にもつながるため、導入後の運用がスムーズに進みやすくなります

こうして導入の方向性を定めたら、次は実際の業務をどう分担するかを考えていきましょう。
step2: ボットに任せる業務範囲の設計
課題と目標を確認したら、次のステップは「業務の切り分け」です。

すべてをチャットボットに任せようとすると必ず限界が生まれ、逆にすべてを人の手で行うと効率化のメリットが得られません。
したがって、どこまでを人が担当し、どこからをチャットボットに任せるかをあらかじめ設計しておくこと が重要です。

有人対応とチャットボットにはそれぞれ明確な向き不向きがあるため、両者の強みを生かしながら 業務内容に応じて最適な役割分担を検討していきましょう。
  • 対応業務の分類
    例:定型的なFAQ、資料請求、手続き案内などボットに任せられるもの
  • 有人対応が必要な業務
    例:クレーム対応、技術相談など複雑な判断を要するもの
  • ハイブリッド型運用の考え方
    例:ボットで一次対応 → 必要に応じてオペレーターに引き継ぐ
業務範囲の設計 画像
このようにあらかじめ業務を分類しておくことでチャットボットの効果を最大限に引き出すと同時に、 オペレーターが本来注力すべき業務に集中できる体制を整えることができ、 結果として効率化と顧客満足度向上の両立が期待できます。

役割分担が見えたら、次はその業務を円滑に回すための社内フローやオペレーター体制を整える段階に進みます。
step3: 社内フロー・オペレーター連携の整備
課題や目標の整理、そしてチャットボットと有人対応それぞれの具体的な業務が決まったら、 次に進むべきはマニュアルの作成やオペレーターの育成です。

どれだけ高性能なチャットボットを導入しても、社員やオペレーターがその使い方を十分に理解していなければ 期待する成果は得られません。
導入効果を最大化するためには、仕組みだけでなく人の運用体制を整えることが不可欠です。

具体的には以下の観点を押さえる必要があります。
  • オペレーター体制の準備
    対応ルールの明確化、引き継ぎフローの設計
  • ログ・履歴管理
    ボットと人の対応記録を一元管理
  • 社内教育
    オペレーターにボットの仕組みと運用ルールを周知
運用環境整備 画像
これらを整備することでチャットボットとオペレーターがスムーズに連携し、安定した運用体制を構築できます。
結果として顧客対応の質を維持しつつ効率化を図ることが可能になります。

体制を整えたらいよいよ実際の運用に移り、その成果を定期的に確認・改善していくフェーズに入っていきます。
step4: 導入後の運用と改善サイクル
チャットボットと有人窓口の準備が整い実際に稼働が始まったとしても、これで運用が完了したわけではありません。

稼働してみて初めて見えてくる課題や実際に寄せられる質問をもとに「どのような質問が多く寄せられているのか」 「稼働中に発生している問題やクレームのポイントはどこか」といった点を把握することで 次の改善策を検討することが可能になります。

具体的な運用・改善のポイントは以下の通りです。
  • ログ分析
    ボットの応答精度や未対応質問のチェック
  • FAQ更新
    学習内容や新たな質問に応じて随時アップデート
  • AI学習・精度向上
    AI型チャットボットの場合は学習結果の確認と調整
  • 定期レビュー
    KPIに沿って改善点を洗い出す
これらのステップを定期的に実施することでチャットボットとオペレーターの双方が常に最適な対応を行える状態を維持できます。
そして、運用開始後も改善を続けることで顧客満足度の向上と業務効率化の両立が期待できるのです。
運用環境整備 画像
まとめ
現在では、「チャットボットで可能なこと」と「人の判断や共感を要すること」とを分けて対応する、 ハイブリッド型チャットシステムの導入が増えています。

たとえば、FAQや資料請求など定型的な対応はボットに任せ、 クレーム対応や技術相談のようなケースは有人チャットへスムーズに引き継ぐことで、 対応の品質と業務効率の両立が可能になります。

弊社が提供するハイブリッド型チャット「ADIAS Chat」 では、このような運用を短期間かつ低リスクで簡単に実現できる仕組みをご提案しております。 初期設定サポートや運用に際しての講習までつくため、初めての導入にもお勧めです。

ADIAS Chatは
「自動対応(チャットボット)」と
「有人対応(有人チャット)」の
両方の機能を兼ね備えた
ハイブリッド型Webチャットです。
問い合わせ内容に応じて
機能を切り替えることが可能です。

チャットボット
有人対応
ハイブリッド対応を実現

基本的な問い合わせを
チャットボットが自動処理するため、
オペレーターは専門的な対応に集中でき、
業務効率とコスト削減が期待できます。
チャットボットから有人対応への
シームレスな切り替えが可能。
低価格で柔軟なサポートが実現します。

製品資料のサムネイル
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活用事例まで、
全4種の資料をご用意しております。

どなたでも無料
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貴社のご要望にあった最適なプランをご提案いたします。
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会社概要
社名 : ファイン・インテリジェンス・グループ株式会社(Fine Intelligence Group Inc.)
本社所在地 : 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町3‐14アライズビル4F
代表取締役 : 藤田久男
設立 : 2000年6月1日
ホームページ : https://www.fig.co.jp/
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設立 : 2000年6月1日
ホームページ : https://www.fig.co.jp/